重症アルコール中毒患者の話をいくつか読んだ。
想像を絶する世界だった。

ある人は胃や食道がメチャクチャになってアルコールを飲みこむことすらできなくなった。
それでも飲まないと苦しいので、口の中に溜めて飲み込まずにおく。
そうすれば頬の粘膜を通してアルコール分が少しずつ吸収されて、少しは楽になった。

禁酒に挑んでも、ほんのちょっとしたことがきっかけでお酒に戻ってしまう。
例えば、空き缶だと思った蹴った缶にお酒が残っていたとか、そんなことで。

その後断酒に成功した彼は、各地を講演してアルコール中毒の恐ろしさを語っているそうだ。

それと同様に体がお酒を受け付けなくなった、別の人。
その人はどうしても我慢できずにお酒を飲み込んでは吐血する事を繰り返した。

家族に暴力をふるい、仕事もできなくなった。
結局、精神病院に隔離され、内臓の機能不全で亡くなったという。

私はお酒が好きなので時に羽目を外して飲む。
すると冗談で「アル中」と言われたりする。
今ではその言い方は不謹慎だと思うようになった。

冗談で言っていい言葉じゃないんじゃないかな。
アルコール中毒は恐ろしい病気だ。

もっと真剣に防止を考えるべきなんだと思う。

中毒とはこういうことなのか…